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新しい年度もいよいよスタートしました。今年度はコロナの影響や戦争のない平穏な1年になると良いのですが…果たしてどのような1年になるのでしょうか?
さて少し前になりますが3月22日に令和4年分の公示地価が国土交通省から発表になりました。
今回はこの公示地価についてあれこれ考えたいと思います。
調布市も昨年はコロナの影響で地価が下がっている地域が多かったのですが、今回の発表では住宅地、商業地ともに対前年比でプラスに転じている箇所が増えてきました。
これはコロナの影響でテレワークが広がり、郊外の住宅地の需要が増えた事の影響があるかもしれません。
さて、地価が上がると…一体どういう影響があるのでしょうか?税金の観点から考察してみました。
1)固定資産税が高くなる
固定資産税の評価替えは3年に一度なのですぐに影響があるわけではありませんが、地価の上
昇が続けば当然固定資産税の評価も高くなり納税額も増えることになります。
2)不動産取得税、登録免許税が高くなる
新たに不動産を取得する際にかかる不動産取得税や登録免許税は固定資産税の評価が元になっ
ておりますので地価の上昇の影響が出てきます。
3)譲渡所得税が高くなる
地価が上昇すれば売却時の譲渡価額も当然高くなります。譲渡所得税は売却金額からその物件
を取得した金額や譲渡にかかった経費を差し引いた残りの所得に対してかかる税金なので売却金
額が高くなれば当然所得税も高くなります。
ただし…税金は高くなりますが手取金額はそれよりも多くなりますので一概に悪い事だけでは
ありません。
4)相続税・贈与税が高くなる
相続税や贈与税で土地を評価する際の基本となる路線価は公示地価などを参照にして決まるの
で当然公示地価があがれば路線価も上がる傾向にあります。また路線価のついていない土地は固
定資産税の評価額が元になりますのでこれまた地価に連動する傾向があります。評価が上がれば
当然相続税や贈与税は高くなります。
土地の地価が上がれば保有しているだけで税金(固定資産税)が上がるので何となく嫌な気分にもなりますが…景気のバロメーターでもありますので景気が良くなって所得が増えたり保有している上場株式の時価が増えたりという事もありますね。もちろんかつてのバブルの時代のような行き過ぎは困りますが…
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